夫の「父親としての自覚」を強くする3つの方法|子育て|小田急沿線情報 ODAKYU VOICE home

夫の「父親としての自覚」を強くする3つの方法

子育てはいつも自分がメインで、夫に対して「父親としての自覚をもっと持ってほしい」と考えるママも多いのではないでしょうか。今回は、父親の自覚を高めるのに効果的な方法について、メンタルトレーナーの藤代圭一さんにアドバイスをいただきました。

はじめに

父親としての自覚を高めるには、子育てに関わり子どもをよく知ることから。そのとき、ママが目指す子育ての方法にパパを従わせようとすると、パパはコントロールされるようで嫌な気持ちになってしまいます。夫婦で子育ての方針を共有し、パパだからこそできる子育てを任せるのがポイントです。パパも「ここは自分の出番」と感じられ、父親としての自覚を強く持つことにつながるでしょう。ママにおすすめしたい3つの方法をご提案します。

1.お子さんの専属カメラマンを任せる

対人関係では、相手のことをよく見ていると、表情から気持ちを読み取ったり変化に気づいたりできるようになり、相手を理解しやすくなります。子どもに対しても同じ。お子さんをよく見ることで気持ちや成長を知り、理解が深まることで、今自分にできることやこれからしてあげたいことを考えやすくなります。例えばパパに、「子どもの写真をたくさん撮って!」とカメラマン役を任せるのはいかがでしょうか。「子どものこと、よく見てね」と言われるよりも、カメラマンとして撮影を任せられるほうが、お子さんの表情や動きにしっかり注目するようになります。パパが撮った写真は、ぜひ夫婦で一緒に見てください。「すごく笑ってるのは、〇〇してるときだね」「△△もできるようになってよかったね!」など、お子さんの成長や、お子さんへの気持ちを共有できるので、子育ての価値観を夫婦で確認することにつながるでしょう。

2.パパと子どもにデートの時間をプレゼントする

日常生活での子育ては、ママが一緒にいるときはママが中心だったり、パパはお風呂でママは寝かし付けなどと役割分担していたりするご家庭が多いと思います。でも普段やっていないことを体験してみると、その大変さやお子さんの新しい姿に気づくことができます。そこで、パパと子どもだけで過ごす機会や時間を増やしてみましょう。普段かかわる時間が少ないパパほど「自分1人で大丈夫かな?」「ママがいないと大変だ」と不安を感じるかもしれませんが、「私はお留守番してるから、パパは〇〇ちゃんとデート楽しんできてね」といった言葉なら、楽しみなこととして受け止められるのではないでしょうか。お子さんのお世話をパパに任せるとき、普段ママがやっているようにうまくはできないかもしれません。でも危険なことでなければ、多少の失敗や効率の悪さはOKと割り切って、お互い感謝し合えるといいですね。パパもお子さんと過ごすことで自信がつくでしょう。

3.絵本やおもちゃをパパに選んでもらう

人と人との心の距離は、共通点が見つかることで縮まります。それが「好きな物」「好きなこと」ならなおさら。普段、お子さんと過ごす時間が少ないパパでも、お子さんの「好き」を知ったり自分の「好き」を伝えられたりすると、お子さんとの距離がぐっと近くなります。例えば、パパに、お子さんと書店や図書館に行って絵本を一緒に選んでもらうのもおすすめ。子どもに興味の向くままに選ばせたり、パパが子どものころ好きだった絵本をお子さんに教えたり。お互いの「好き」を共有できるといいですね。パパがお子さんと楽しく過ごすことが、結果的にお子さんを深く知り、距離を縮めて、父親としての自覚を高めることにつながります。3つの方法のうち、1つからでも試してみてはいかがでしょうか。

※2019年12月17日現在の情報です。最新の情報をご確認ください。
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