約200匹のリスが暮らす放し飼い広場

つぶらな瞳とくるんと大きなしっぽが特徴のリス。げっ歯類の小型動物の中でも愛らしいリスとふれあえる動物園が、東京都町田市の「町田リス園」です。園内の「放し飼い広場」には、タイワンリス約200匹が暮らしています。グレーがかった体と、体長と同じくらい長いしっぽを持つタイワンリスは、訪れた人を歓迎するように、足元に寄って来たりえさをねだるように見つめてきたり。広場内にはたくさんの巣箱が設置されていて、リスたちの暮らしぶりを間近に見ることができます。リスは雑食で、飼育員が雑穀や野菜をえさとして与えています。果物は大好物で、喜んで食べるそうです。園内には、シマリスやニホンリスなども飼育されているので、大きさや体色の違いなどを見比べてみるのもおすすめです。入園料は大人（中学生以上）500円、子ども（3歳以上小学生以下）300円です。

子どもたちがえさやりを体験

リス園の一番の楽しみは、放し飼い広場にいるリスたちにえさを食べさせるえさやり体験です。広場内には来場者とリスを遮る柵はないので、直接えさやりができるのが魅力。用意してあるミトンを手にはめ、手のひらにひまわりの種（1袋100円で販売）をのせると、続々とリスたちが近寄ってきます。器用に種の殻を割って中身を食べる様子は何とも愛くるしく、子どもたちにも好評です、2～3歳ほどの子どもでも、パパやママと一緒にリスにえさをあげてふれあいを楽しむことができます。リスの爪先は少しとがっているので、必ずミトンをつけましょう。多くの子どもたちがえさやりに夢中になり、かわいいしぐさに目が釘付けになっています。

動物とのふれあいを親子で楽しもう

リスたちが暮らす放し飼い広場は、すり鉢状のエリアにリスの水飲み場があったり、高低差のある大きな巣箱があったりして、リスが活発に動き回れる環境が整っています。木を駆け上る動きは意外に早く、小さな蛇口から上手に水を飲む姿はかわいさ満点。自然に近いリスの姿に触れることができます。時期によって、リスが暮らす巣箱づくりのワークショップが開催されることもあります。また、園内には約150匹のモルモットをはじめ、ウサギやデグーなどの小動物も飼育展示しています。かわいい動物とふれあえる「町田リス園」で、親子の楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。