小田原の鈴廣かまぼこ 親子で楽しい手作り体験|子育て|小田急沿線情報 ODAKYU VOICE home

小田原の鈴廣かまぼこ 親子で楽しい手作り体験

神奈川県小田原市の名産品、かまぼこ。日の出のかたちに似ていることから、新年の門出をお祝いする食品とされ、年末のお歳暮やお正月のおせち料理の一品に好まれます。小田原市にある「鈴廣かまぼこ博物館」では、手作り体験を通してどんな風にかまぼこができるのかを学ぶことができます。子どもたちが楽しくおいしく食育にふれられるスポットの魅力をご紹介します。

身近な食材の手作り体験が子どもの学びに

小田原市の老舗「鈴廣かまぼこ」が、かまぼこの魅力を発信する「鈴廣かまぼこ博物館」(入場無料)では、かまぼこづくりを体験できる教室を毎日開催しています。体験教室ではかまぼこ1本とちくわ1本を作ることができ、料金は1人1,760円。小学生以上は保護者なしでも体験でき、未就学児は保護者の付き添いがあれば参加できます。子どもが自分で作ったかまぼこはおみやげにもなります。身近な食品であるかまぼこがどのように作られているかを学べるので、子どもの食育の場としてもおすすめです。事前予約制で、体験時間は約50分。1日5回開催しています。

専用の包丁ですりみを扇形に成形

体験教室では、職人がすりみを板にのせる実演を披露してくれます。材料のすりみは、グチなどの白身魚に塩などの調味料を加えて裏ごししたもの。かまぼこ1枚に魚約7匹分のすりみを使用します。かまぼこ専用の刃のない包丁で、すりみを伸ばし板に付けていきますが、あっという間に美しい扇形に仕上げる様子はまさに職人技です。すりみを伸ばす際にしっかり空気を抜き、少しずつ板にのせていくと成形しやすいそう。粘り気のあるすりみを板にきれいにのせるのは難しく、スタッフの指導を受けながら形を整えます。自分だけのオリジナルかまぼこができたら、蒸し器に入れて出来上がりを待ちます。ちくわも、かまぼこ同様にすりみを伸ばし、はがきサイズにして竹の棒を置き回転させて巻物のように作ります。小さい子どもは、手ですりみを棒に付けるようにすると簡単です。形ができたら焼き上げます。かまぼことちくわの材料は同じものですが、形と加熱法が変わることで味わいや食感が違うものになるのだそう。楽しみながら身近な食べ物ができる過程を知ることができるのも、体験教室の魅力の一つです。

ちくわは出来立てを味わい かまぼこはおみやげに

作ったちくわは、体験終了の約20分後に焼きあがります。焼きたてのあつあつをその場で味わえるのはうれしいポイント。パリッと焼けた皮の香ばしさとお魚の香りがより強く感じられて、格別のおいしさです。かまぼこは、蒸しあがるまで約70分。博物館内は、おみやげコーナーも充実しているので、作ったかまぼこのできあがりまで楽しみながら待つことができます。また、製品工場の様子をガラス越しに見学できたり、かまぼこができる工程の展示があったりするので、親子で気軽に館内を回るのもよさそうです。自分で作ったかまぼこは、箱入りで受け取ることができ、おみやげにぴったりです。「鈴廣かまぼこ博物館」で、親子で楽しくかまぼこづくりを体験してみてはいかがでしょうか。

※2022年12月13日現在の情報です。最新の情報をご確認ください。
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