名作を身近に体感する 新宿の「プーク人形劇場」|子育て|小田急沿線情報 ODAKYU VOICE home

名作を身近に体感する 新宿の「プーク人形劇場」

1971年に誕生した、日本で初めての現代人形劇専門劇場「プーク人形劇場」。生で観る人形劇ならではの臨場感を味わいながら、子どもの知性や創造力を育めます。劇場では人形劇のほか、子ども向けのワークショップも開催しています。また併設カフェもあり、親子で休日を過ごすのにぴったりです。レトロな外観の人形劇場で、普段はなかなか味わえないアナログな世界の魅力に浸ってみませんか。

デジタルでは味わえない人形劇の魅力

劇場では、多種多様な作品が観られます。これまでは100タイトルを超える作品が公演されています。
初めて人形劇を鑑賞する子どもたちは、劇が始まると物語にグッと入り込み舞台にくぎづけに。手を触れられそうな距離感と、愛らしい人形たちの動きに夢中です。スマホやゲーム、テレビなど、デジタル画面越しの世界に触れることが多い現代で、役者による「生」の演技は、大人でも思わず圧倒される迫力。その巧みな演技力とそれぞれの役に合わせた個性的な発声方法に驚かされます。また、生演奏、ダンスなど、次から次へと展開が様変わりするため、小さな子ども達も、最初から最後まで飽きずに鑑賞することができます。
物語に集中することで感受性や共感性が養われ、会場のお客さんや役者たちと一体となり物語に入り込む体験は、遊園地や公園では決して味わうことのできない貴重な時間となるはずです。

人形劇を自分たちで創るワークショップ

「プーク人形劇場」では、人形劇の公演以外に子ども向けのワークショップを不定期で開催しています(1年に2、3回。主に連休や長期休暇の時期に開催)。なかでも、50年続く「人形劇教室」は、告知してすぐに満席になる大人気のワークショップ。3日間にわたるプログラムで、新聞紙などを使ったオリジナルの人形作りからスタートし、参加メンバーみんなで物語を作り、最終日には実際に人形劇を演じて発表します。人形作りや物語作りにマニュアルはなく、それぞれが自由な発想で制作していくのが特徴。自分で考える力や創造力が身に付くほか、初対面のメンバーとチームになり、物語を作り上げていくことで、子どもたちのコミュニケーション力の向上にもつながります。
ワークショップの最終日の発表会では、子どもの成長した姿に思わず感動することでしょう。その他にも、人形劇の歴史や人形の構造などを学ぶワークショップや簡単な人形を作るワークショップなど、さまざまな種類があります。これらは公式サイトやSNSをチェックの上、早めのご予約がおすすめです。学校や保育園などではできない特別な体験を通して、子どものまだ見ぬ力を育みましょう。

名作を楽しんだ後はカフェで一息

人形劇を楽しんだあとは、劇場併設のカフェ「Kafo PUNKTO(コーヒープンクト)」で、ほっと一息。劇場のお客さんはもちろん、近所で働く大人も多く通う、アットホームな雰囲気のカフェスペースです。子どもたちには、120ccサイズの「ジュース(ぶどう、りんご、オレンジなど)」(100円)や「牛乳」(100円)が大人気(人形劇上演時のみ販売)。子ども自身がドリンクを選びお金を払う“お買い物体験”がしやすいようワンコインで販売しているそうです。大人に人気の「エスプレッソ」(260円)は、お手頃な価格とインド産100%の豆を使用した本格的な味わいが好評のメニュー。ケーキや焼き菓子などのメニューも日替わりで登場しています。天気の良い日はテラス席もおすすめ。リラックスできる空間でドリンクを飲みながら、親子で人形劇の感想を語り合いましょう。普段はなかなか知ることのできない子どもの意外な一面を知ることができるかもしれません。

※2023年11月14日現在の情報です。最新の情報をご確認ください。
※各店舗とも臨時休業の場合があります。お出掛けの前にご確認ください。