真夏の線路の安全を守る小田急電鉄の対策
真夏の線路の安全対策
毎日、何千両もの車両の走行を支えている線路。特に真夏は高温による線路への影響が大きくなります。こうした影響を最小限にとどめる対策をご紹介します。

「伸縮継目」でレールの伸びに対応
真夏のレール温度は高温になり、高温になり過ぎると線路が曲がってしまいます。そこでレールの温度による伸縮を少しでも吸収するため、継ぎ目が斜めになっている「伸縮継目」のレールを敷設して、線路の曲がりを防止しています。

レール温度によって
巡視を実施しています
レール温度が45℃以上になると、線路を点検・整備する保線係員が列車に乗車し、乗務員室から線路の状態を確認する「列車巡視」を行っています。さらにレール温度が50℃を越えると巡視の頻度を増やして点検しています。
今後も小田急では、安全な鉄道を目指して、さまざまな対策を講じてまいります。
樹木の点検や伐採を行っています
小田急沿線の線路には多くの樹木があります。特に弱った樹木(枯れてしまったもの、病気にかかってしまったもの等)については、台風などの強風時には線路内に倒れてしまい、電車との接触事故の要因の一つとなります。そこで、このような事故を防ぐため、係員が線路内を巡回することで、危険な樹木を把握し、必要によっては伐採等の措置を行っています。なお、沿線の景観や車窓からの景色等からも桜の樹木は極力伐採しないよう努めていますが、詳細な点検の結果、やむを得ず伐採を行わなければならない場合もあります。皆さまには、安全確保の観点からもご理解いただきますようお願い申しあげます。

