小田急が取り組む厳寒期の対策
厳寒期の対策を行っています
気温が低く降雪のある厳寒期は、沿線でも積雪がみられ、列車運行に支障をきたす恐れがあります。そこで今回は、この時季ならではの対策をご紹介します。

積雪への対策
雪がパンタグラフに付着するとパンタグラフが降下し、架線から電気を供給できず走行不能となる恐れがあります。そこで骨組みを減らし、積雪面積を小さくすることで降下を防ぐ「シングルアームパンタグラフ」を全ての車両に採用しています。また、線路への着雪によりポイント(分岐器)が転換できなくなってしまうことから、ポイントを温め雪を溶かして積雪を抑制する「電気融雪器」を設置しています。

快適な車内環境の提供
朝方に出庫する車両は、少しでも早く車内が快適になるよう、係員が運行前にあらかじめ暖房を入れています。日中、いったん車庫に入り1時間以内に再び車庫から出る車両については、暖房を入れたままにして車内温度の低下を防いでいます。また、終電後から始発までの外気温が0℃を下回る場合も、車内の暖房を切らずにしておくなど、快適な車内環境が提供できるようにしています。
お客さまへ
降雪時は、安全のため速度を落とした運転や、運休による運転間隔の調整などにより、通常よりも所要時間や車内混雑が増大する場合があります。そのため、降雪が予想される日は、運転状況をお出かけ前にご確認いただき、時間をずらすなど余裕をもったお出かけにご協力くださいますようお願いいたします。