安心・快適なサービス提供を図る 小田急線の設備投資
さらに安心・快適な小田急へ
〜2025年度 鉄道事業設備投資計画
小田急は、お客さまにより安全で安心、そして便利で快適な輸送サービスを提供するために毎年設備投資を行っています。2025年度も「安全対策の強化」と「サービスの向上」を図るため、鉄道事業設備投資計画を実施いたします。今回はその中で主な計画をご紹介します。

表1 鉄道施設の耐震補強工事
高架橋・跨線橋 | 世田谷代田~登戸駅間の高架橋、海老名~厚木駅間の「JR相模線跨線橋」、相模大野~東林間駅間の「小田原線跨線橋」 |
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ホーム上家 | 読売ランド前駅、相武台前駅、座間駅、長後駅 |

安全対策の強化
自然災害に備えた補強工事
大規模な地震に備え、世田谷代田~登戸駅間の高架橋などで耐震補強工事を進めるほか、読売ランド前駅などのホーム上家の耐震補強を実施します(表1)。そのほかにも東海大学前~秦野駅間の「盛土のり面」の補強工事や、構造物の延命を図るため新松田~開成駅間の「酒匂川橋梁」では、劣化した塗膜の塗り替えを実施します。
表2 ホームドアの整備状況と今後の計画
①整備済みの駅 | 新宿(4・5・8・9番ホーム)、代々木八幡、代々木上原、東北沢、下北沢、世田谷代田、梅ヶ丘、登戸、町田、相模大野、海老名、本厚木、中央林間、大和 |
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②2025年度に 整備完了予定の駅 |
豪徳寺※1、千歳船橋、祖師ヶ谷大蔵、喜多見、狛江 |
③2026年度に 整備完了予定の駅 |
経堂※2、和泉多摩川※2 |
④2027年度に 整備完了予定の駅 |
南新宿※2、成城学園前※2、鶴川※2、藤沢※2 |
⑤2028年度に 整備完了予定の駅 |
参宮橋※2、向ヶ丘遊園※2 |
⑥2032年度までに 整備計画のある駅 |
新宿~本厚木のうち①~⑤を除く全駅 |
- ※1 4月10日に使用開始しています。
- ※2 自治体からの補助金交付状況や工事の進捗等により変更となる場合があります。


ホームドアや車両防犯カメラの整備
お客さまのホームからの転落や列車との接触事故を未然に防止するため、新たに5駅でホームドアを使用開始します。さらに、経堂駅と和泉多摩川駅などで、ホームドア整備に向けた準備を進めます(表2)。また、今年度末には計画された全ての車両への防犯カメラの設置が完了します。
サービスの向上
駅舎改良工事と車両の新造・リニューアル
鶴川駅と藤沢駅で、地元自治体と連携した自由通路整備にあわせて駅舎を橋上化することで、回遊性や利便性の向上を実現するため、今年度は、駅舎の基礎工事などを行います。また、通勤車両5000形10両1編成を新造します。さらに、通勤車両3000形6両2編成をリニューアルし、全車両に車いすやベビーカーのスペースを設けます。


詳しくは、小田急電鉄ホームページ内のニュースリリース(5月13日発行)をご確認ください。
https://www.odakyu.jp/company/about/news/