癒しの空間が広がる 余白のある日本茶カフェ|グルメ|小田急沿線情報 ODAKYU VOICE home

癒しの空間が広がる 余白のある日本茶カフェ

春から初夏にかけては、「新茶」のシーズン。そこで今回は、センスのいいインテリアに囲まれながら、丁寧に淹れたお茶を楽しめる「お茶と食事 余珀」をご紹介します。忙しい日々から少し離れ、余白のある時を過ごして、心と体をととのえましょう。

温かみのあるモダンな店内で過ごす、余白のひととき

コンセプトは“日常に日本茶と余白の時間を”。元会社員のご夫婦が飲食店で経験を積んだのち、一念発起してオープンした日本茶カフェです。会社員時代、仕事の前後で日本茶を飲む時間が、静かに内省できる大切なひとときだったそう。たくさんの人にこのひとときを共有したいと思ったことをきっかけに、お店をオープンしました。築40年ほどの古民家をリノベーションした店内は、和の風情が漂う中に西洋のテイストを感じるモダンな雰囲気。漆喰で塗られた壁やヨーロッパのアンティーク家具など、古い物と新しい物が絶妙なバランスで融合された居心地の良い空間です。店名の「余珀」に込められているのは、「余白」と「琥珀」の2つの意味。日々のノイズから離れて静かに自分と向き合う“余白の時間”、樹液が時を経て宝石となる琥珀のように “此処で過ごす人に光が宿ってほしい”という想い、夏目漱石が日本茶を “緑を含む琥珀色の玉液”と表現したことなどから名付けたのだそうです。余白の時間に、琥珀のようなひとときとお茶を堪能してみませんか。

淹れるたびに変化する茶葉の風味を楽しむ

お茶は9種類ほどの煎茶をはじめ、ほうじ茶、和紅茶、玄米茶、抹茶、ハーブティー、ルイボスティーなど豊富なラインナップ。一番人気は「奥富園 鬼の白骨」(550円)。強めの焙煎が香ばしく、ほうじ茶のような香ばしさと煎茶の風味の両方を感じられます。また、「カネロク松本園 燻製紅茶」(650円)も人気。茶葉を燻製したスモーキーな風味が珍しいと、驚く人も多いのだそうです。お店のおすすめは、農薬不使用の厳選茶葉をブレンドした「余珀オリジナル煎茶」(550円)や、“茎”の甘く香ばしい香りが特徴的な「オリジナルほうじ茶」(550円)。紅茶はティーポットと2杯目分のお湯が入った水筒が用意されます。煎茶は、急須とお湯が入った水筒、湯冷まし、計量のためのビーカーが用意され、一煎目はお店の人に、二煎目からは自分で淹れられるスタイルが魅力。一煎目、二煎目、三煎目で変化する風味とともに、自分好みの味わいを探してみましょう。

素材にこだわった体に優しい食事を味わう

お茶の前に食事を楽しむのもおすすめです。定番メニューは「余珀デリ定食」(1,400円)。7種類の総菜が少しずつ盛り合わせになっており、ご飯、お味噌汁、お茶殻の佃煮が付いたセットです。無農薬や化学肥料不使用の食材を中心としたプラントベース(植物由来の原材料を使用した食品のこと)で、季節に合わせた旬の野菜をふんだんに使用。黒米、あわ、ひえ、きびを白米に混ぜて炊かれたご飯は、ミネラルや栄養素が豊富で、健康に気を遣う女性に嬉しい内容です。また、テイクアウトできる焼き菓子も魅力。米粉や豆乳、きび糖などを使ったグルテンフリーで、自然な甘みと素朴な味わいが特徴です。一番人気の「米粉のパウンドケーキ」(350円)をはじめ、日替わりの米粉のマフィンやスコーンなどがラインナップ。ちょっとしたお土産にもぴったりです。普段はなかなか自分の体や心に向き合えない人も、ゆっくりとお茶や食事を堪能し、心安らぐ余白のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

※2022年5月24日現在の情報です。最新の情報をご確認ください。
※各店舗とも臨時休業の場合があります。お出掛けの前にご確認ください。