エイジングコーヒーを味わう 秦野の週末限定カフェ|グルメ|小田急沿線情報 ODAKYU VOICE home

エイジングコーヒーを味わう 秦野の週末限定カフェ

秦野駅からほど近く、水無川の流れる音が窓辺からほのかに聞こえてくる店内で、こだわりのコーヒーが味わえる「珈琲 11月の雨」。心地いい日差しに照らされながら週末を過ごせるこのカフェの魅力を紹介します。

五感が刺激される未完成な店内

「珈琲11月の雨」は、首都圏でも珍しいエイジングコーヒーを扱うカフェです。季節が移ろい肌寒くなる11月は、あたたかいコーヒーをよりおいしく感じる季節。雨が好きな店主が、”枯れ葉が落ち寂しさを感じる日々に、雨宿りに訪れたお客さんの気持ちを整える場でありたい”との思いで開いたお店です。
お店は土日のみの営業。店主は、平日に建築デザイン設計業務を行なっており、店内の設計・施工も全て店主が行ったものです。見れば見るほどにこだわりを感じられる空間で、床・壁・天井はグレーを基調としているものの、少しずつ色調や質感が違うのも素敵。天気によって雰囲気がガラッと変わる店内は、何度訪れても魅力的です。晴れた日はわずかに日差しが差し込み、壁やインテリアを輝かせます。また雨の日は店名が指すとおり、雨の音が聞こえて店内はしっとりとした趣のある雰囲気に。こだわりが詰まってはいるものの、店主と共にお店も成長していくようにと、あえて完璧に作り込まれていない未完成さも魅力の1つ。デザインや家具は今後も変化していく予定とのことです。どこか伸びしろを感じられる進化途中のお店だからこそ、居心地の良さを感じられるのかもしれません。
店内に流れるのは、かすかなBGMとコーヒーのドリップ音。コーヒーをオーダーすると、豆を挽く音や、フィルターからコーヒーが滴り落ちる音が響き渡り、待ち時間さえも愛おしく感じられます。

芳醇なエイジングコーヒーをこだわりのネルドリップで

「珈琲 11月の雨」では、コーヒー豆を通常よりも長く熟成させることで、よりコクのある芳醇な味わいを楽しむことができます。コーヒーは、日本で唯一エイジングコーヒーを製造・販売している「コクテール堂」から取り寄せた「エイジング珈琲・楡(にれ)ブレンド」(600円)、「マイルドブレンド」(600円)のほかに「thy coffee」にてブレンドしている「11月の雨オリジナルブレンド」(700円)の3種類を常時展開。どのコーヒーも、ネルドリップというフランネル生地のフィルターを使った手法でじっくりと抽出しています。ネルドリップによりコーヒーの旨みが引き出され、よりまろやかな味わいに。これまでコーヒーに苦手意識を持っていたが、ネルドリップで抽出したコーヒーのまろやかさからコーヒーを好きになったというお客さんのエピソードも。
また、月に1回程度は通常メニューのほかに特選コーヒーもラインアップ。季節に合った豆のコーヒーを丁寧なネルドリップでいただけます。また、季節によってはメニューに掲載されていない裏メニューも提供しているとのこと。珍しいコーヒーを飲んでみたい方は、ぜひ店主に声をかけてみてください。何度訪れても新しい発見があり、短い滞在時間でもついおかわりしたくなってしまう。そんな、コーヒーの魅力を再発見できるカフェです。

コーヒーの味が引き立つこだわりスイーツも

「フロランタン」(300円~)や「パウンドケーキ」(500円)など、コーヒーと合わせて楽しみたいスイーツも用意されています。焼き菓子は横浜市にある「ito-Lab.」から仕入れたもの。全国各地から仕入れた厳選食材で作られており、シンプルながらも心に残る味わいです。また、店主が作る「シフォンケーキ」(450円〜)も人気。不定期での提供になるので、見つけた際はぜひ味わってみてください。
コーヒーが苦手な方や子どもに人気なのが「メロンクリームソーダ」(650円)。昔ながらの喫茶店を思わせるようなレトロな見た目は、写真映えもばっちり。季節によってはメロン以外のフルーツを使ったカラフルなクリームソーダも楽しめます。
ドリンクは全てテイクアウト可能。お店の目の前に流れる水無川を散歩しながら、四季折々の風景をドリンクと楽しむのもおすすめです。
「珈琲11月の雨」のコーヒーを家でも楽しみたい方向けに、コーヒー豆やドリップバックの販売も。また、家でもおいしいコーヒーにこだわりたい方は、不定期で開催されているコーヒー教室に参加してみてはいかがでしょうか。

※2023年11月21日現在の情報です。最新の情報をご確認ください。
※各店舗とも臨時休業の場合があります。お出掛けの前にご確認ください。