フランスのブルターニュ地方で親しまれている伝統的な焼き菓子「ファーブルトン」。ファーは小麦粉を牛乳で煮たお粥（かゆ）、ブルトンはブルターニュ風という意味で、卵・牛乳・小麦粉などを混ぜ合わせ、家庭で気軽に作れるお菓子です。それをアレンジして生ケーキにしたのが「菓子工房 la plaquemine」の「洋梨とグリオットのファーブルトン」。厚焼きクレープにも近い、もっちりとした食感のカスタード生地の中に、甘みを抑えた洋梨と酸味の効いたグリオットチェリーがたっぷりと入っているのが特徴です。ケーキの土台となるパート・パテは、パイとタルトの中間のような軽やかな食感で、わずかな塩味がアクセント。素朴で優しい味わいの贈りもので、秋のティータイムを楽しみませんか。