ひと味違う冬の定番 小田急沿線で楽しむ「創作おでん」|グルメ|小田急沿線情報 ODAKYU VOICE home

ひと味違う冬の定番 小田急沿線で楽しむ「創作おでん」

寒くなると恋しくなる、おでん。定番の味も魅力的ですが、注目を集めているのが「創作おでん」です。焼き魚やおつまみをアレンジした変わりダネ、野菜を主役にしたヘルシーな一品、シチュー仕立てなど、小田急沿線で「創作おでん」が楽しめるお店をご紹介します。個性が光るメニューを味わいながら、体の芯から温まりませんか。

おでんトさかな にのや

“ちょい飲み”と
創作おでんの新定番

新宿西口の一角に佇む「おでんトさかな にのや」は、焼きアゴ出汁をベースにした定番おでんに加え、ひとひねり効いた創作おでんが楽しめる一軒です。名物は、地蛤(じはまぐり)のおでんやブリ大根、季節によっては、牡蠣や鱧(はも)といった旬の具材も登場し、訪れるたびに新たな味わいと出会えます。香ばしい出汁と具材の組み合わせで仕上げたおでんは、一品ずつ注文できるスタイル。好みのタネを好きなだけいただけるのも魅力です。
ぜひ味わってほしいのが、「地蛤のおでん」(330円)。ふっくらとした身から旨味がじゅわっとあふれ、焼きアゴ出汁に海の香りがふわりと広がります。ふくよかな食感と出汁の余韻が口のなかで重なり、思わずひと口で頬ばりたくなるようなおいしさです。日本酒との相性も抜群で、最初の一杯にも締めの一品にもぴったり。添えられた三陸産のワカメが海の香りを引き立て、余韻をより深く感じさせてくれます。

「ブリ大根」(715円)は、しっかりと味の染みたやわらかなダイコンに、香ばしく焼き上げたブリの旨味が重なる贅沢な一品。甘じょっぱい特製のタレをまとったブリと、ダイコンに染みた出汁の香りとコクが重なり、なじみのあるおでんを格上げするような奥行きのある味わいです。まろやかな味の余韻が心地よく、「にのや」の個性が光る創作おでんに仕上がっています。

店名が入った「にのや揚げ」(330円)は、アサリがぎっしり詰まった魚のすり身を使った看板メニュー。噛むほどにアサリの風味がにじみ出し、しっかりとした食感とともに食べ応えも十分。素材の良さと丁寧な仕込みを感じる一品です。おつまみをおでんにアレンジした、遊び心あふれるメニューもそろいます。その一つが「さきイカ」(198円)です。さきイカの旨味が溶け出し、ほんのり甘みを帯びた出汁は、他ではなかなか味わうことのできない新しいおいしさ。意外性と満足感の両方を楽しめます。

暖簾をくぐると、立ち飲み用のカウンターがどんと構え、カウンター越しに大鍋をのぞきながら、気軽に一杯というスタイルがかないます。奥にはテーブル席もありグループの利用でも安心。その日の気分に合わせて選べる柔軟さが、創作おでんをもっと身近にするきっかけになりそうです。出汁の香りに誘われてふらりと立ち寄れば、日常の延長に思いがけないおでんとの出会いが待っています。

店舗情報

おでんトさかな にのや

住所 東京都新宿区西新宿1-4-8 第三加藤ビル1階
営業時間 平日16:00〜23:00(L.O.22:30) 土日祝15:00~23:00(L.O.22:30)
定休日 無休、年末年始は12月31日〜2026年1月1日
電話 03-6258-1870
アクセス 新宿駅 西口から徒歩5分

洋風おでんと洋風串揚げのお店 LIPOT 町田

洋のエッセンスが光る
新しいおいしさ

町田駅から徒歩3分。堂々とした看板と入り口が目を引く「LIPOT 町田」は、洋の感性を取り入れた創作おでんが楽しめるバルスタイルのお店です。ベースとなる出汁は、昆布とカツオにポークの旨味を重ねたコク深い味わい。そこに、ロールキャベツやトマトチーズのグラタン風おでんなど、洋のエッセンスが効いた多彩な具材が並びます。フレンチ出身の料理人が手がけるおでんは、上品なサイズ感と手頃な価格が魅力。いろいろな味を少しずつ楽しみたいときにぴったりです。個性豊かなラインアップは、食べ進めるごとに新しい驚きがあり、最後まで飽きずに味わえます。
「挽き肉とベーコンのロールキャベツ」(420円)は、ふた口サイズの可愛らしい見た目とは裏腹に、丁寧に仕込まれた具材の存在感が際立つ一皿。挽き肉・ベーコン・キャベツの三つの旨味がスープにじんわりと溶け込み、口のなかでやさしく広がります。

洋と和の融合を楽しみたいなら、「うずらベーコンの西京焼き」(418円)がおすすめ。白味噌をかけて香ばしく炙った角切りベーコンとうずらの卵の組み合わせが新しく、味噌の甘みとベーコンが調和し、濃厚ながらもあと味は軽やかです。野菜のうま味をしっかり味わえるのは「チーズトマトグラタン」(418円)。スプーンを入れるとくずれるほど柔らかく煮込まれたトマトにチーズを重ね、トロリとするまでオーブンで焼き上げた一皿。スープに広がるトマトのうま味とチーズのコクが溶け合った、満足感たっぷりのおでんです。

ホクホクに煮込まれた「ジャガイモのエシャロットバター」(350円)は、香味野菜であるエシャロットの繊細な香りと甘みがバターのコクと重なり、素朴なジャガイモの味を引き立てます。思わずもう一口と箸が進むおいしさで、ワインやハイボールとの相性も抜群です。
店内はカウンター席やテーブル席、ソファ席がそろい、シーンを問わず使いやすい広々とした空間。テーブルの天板には、体育館の廃材を再利用し、さりげない遊び心とサステナブルな視点が感じられます。モニターや大型スクリーンも設置され、スポーツ観戦を楽しみながら食事が楽しめるのも特長で、グループでの冬の集まりがさらに楽しい時間になりそう。カジュアルな雰囲気のなかに、料理人のセンスが光る創作おでんが味わえる一軒です。

店舗情報

洋風おでんと洋風串揚げのお店 LIPOT 町田

住所 東京都町田市原町田6-19-15
営業時間 11:00〜0:00(L.O.23:00)
定休日 無休、年末年始は2026年1月1日〜2日
電話 042-851-8828
アクセス 町田駅 から徒歩3分

博多おでんと黒毛和牛の店くろこ

博多の出汁と
和牛の競演

福岡・博多といえば、屋台文化が根付く街。そんな博多の味わいを東京で楽しめるのが、「博多おでんと黒毛和牛の店 くろこ」です。ベースとなるのは、アゴ出汁に黄金色の鶏油(チーユ)を合わせたダブルスープ。じんわりと具材に染み込み、澄んだ旨味と奥深いコクを引き出します。定番から創作系まで、季節ごとに変わる約15種類のおでんは、すべて単品で注文可能。なかでも味わっておきたいのが「ダイコンと牛タンシチュー」(979円)です。厚切りのダイコンに牛タン入りシチューがたっぷりとかかった、見た目にもインパクトのある一皿。やさしい出汁の旨みをたっぷり含んだダイコンと、ホロホロと崩れるほど柔らかな牛タンが融合した、「くろこ」ならではの創作おでんの世界を堪能できます。別料金のガーリックトーストを添えれば、まるで洋食をいただいているような気分にもなれます。

ピリ辛の肉味噌をのせた「こんにゃくとピリ辛肉ミンチ」(374円)は、和と中華、それぞれの持ち味が引き立つ創作おでん。おなじみのコンニャクが、新たな味わいへと生まれ変わります。
木の温もりを感じるカウンターには、和モダンな照明が灯り、落ち着いた雰囲気が広がっています。次に何を頼もうかと考える時間も、静かで心地よいひとときです。テーブル席や個室、テラス席もそろい、友人との気軽な食事はもちろん、大切な日の会食にもぴったり。訪れる人それぞれが、自分に合った、ちょうどいい過ごし方を見つけられるはずです。

店舗情報

博多おでんと黒毛和牛の店くろこ

住所 東京都世田谷区宮坂3-12-5
営業時間 平日11:30〜23:00(L.O.22:00)土日祝12:00~23:00(L.O.22:00)
定休日 不定休
電話 03-5799-7799
アクセス 経堂駅 から徒歩2分

※2025年12月9日現在の情報です。最新の情報をご確認ください。
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