江の島・鎌倉 1泊2日で行く大人の夏休み

暑さを避けて、夕方から江の島へ
いくつになってもワクワクする夏休み。もう予定は決まりましたか? 今年の夏は、いつもと少し趣向を変えて、女友だちと時間を気にせずのんびり夕涼みと夏の夜を楽しむ一泊二日の江の島・鎌倉トリップはいかがでしょう。旅のはじまりは、暑さを避けて夕方から。心地いい潮風に吹かれながら夕日の名所、江の島へ。島内に宿泊すれば、島全体が幻想的な雰囲気に包まれるサンセットや夜景を思う存分に堪能できます。

※所要時間は、取材に基づいたもので、目安としてお考えください。
井上総本舗

縁日気分で散策、仲見世通り
江の島に渡って、まず目に入る青銅の鳥居をくぐると江島神社の参道・弁天仲見世通りです。名物グルメやどこか懐かしいお土産物屋さんが並び、縁日のような気分に。80年以上続く和菓子屋さん「井上総本舗」の作りたてのアイスモナカでひと涼み。
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アイスモナカ抹茶 テイクアウト400円(店内 500円)。
サクッとした最中の中は、コクのあるアイスとあんこの絶妙な組み合わせ。アイスは、バニラ・小倉・抹茶の三種類。粒あん、こしあんを選べます。地元の人や観光客に長年愛され続けてきた貝最中や蒸したての女夫饅頭もおすすめです。
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店内でいただける女夫饅頭(2個・緑茶付)300円。バラは1個110円。 -
江の島シーキャンドル

思わず見入る夕日の絶景、江の島シーキャンドル
江の島の中でも、湘南の景色や富士山、伊豆半島、丹沢山系などの眺望を望める江の島シーキャンドルから見る夕日は、とてもドラマチック。日没の30分前から少しずつ赤く染まりながら表情を変えていく山と空、太陽が沈む前後の美しさは、思わず息をのむほどです。
湘南のシンボルの展望灯台。海抜約100mの展望台からは、360度のパノラマ絶景が楽しめます。7月、展望フロアとは別にサンセットテラスも新しくオープン。ソファに座ってドリンクを飲みながら美しい夕景や夜景を眺めることができます。
イルキャンティ・カフェ 江の島

海と空を眺めながらディナーを。イルキャンティ・カフェ 江の島
夕日が沈んだ後は、シーキャンドルのすぐそばにある「イル・キャンティカフェ 江の島」のテラス席へ。湘南の街にちらほら明かりがともりはじめ、空が茜色から紫へと変化していく魔法のように美しい薄明かりの時間、マジックアワーを楽しみながらいただく夕食は格別です。
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イカ、エビ、アサリ、小柱…新鮮な海の幸を人気のドレッシングで。カリブサラダ M1,059円。 -
江の島にきたら、やっぱり名物のしらす料理が食べたい。しらすピッツァ M1,534円。 -
釜揚げしらすと海の幸がたっぷり。ピリ辛の冷たいトマトソースが絶妙。冷製江の島スパゲティ M1,491円。
相模湾が一望できるイタリアンカフェ。眼下に海が広がるテラス席は、潮風と波の音が心地よく、料理はもちろん景色も存分に味わえます。オリジナルのイタリア料理をはじめ、スイーツやドリンクの豊富さも人気のヒミツです。
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(左)殻ごと食べられるソフトシェルクラブの唐揚げ 1ピース1,296円。(右)イタリアのハーブ酒を使った爽やかな季節限定カクテル、チェンテルバ・グランブルー864円。 -
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夜景と灯籠、幻想的な夜の江の島
夜の闇に包まれた宿までの帰り道は、風情ある灯籠と夜景を楽しみながら。江島神社や江の島サムエル・コッキング苑など島内各所に1,000基の灯籠が飾られ、昼間とはまた違う夜の江の島の魅力を味わえます。〔8月1日(木)~9月1日(日)まで「江の島灯籠2019」開催中。〕
8月1日(木)〜9月1日(日)江の島灯籠2019

江の島各所に1,000基以上の灯籠がともり、島全体が幽玄な世界に。江島神社もライトアップされ、「影絵の夜」などのイベントが行われます。期間中、江の島サムエル・コッキング苑にゆかたで来場すると、オリジナル手ぬぐいのプレゼントも。
詳細情報
【点灯時間】 | 18:00 〜 20:30(雨天・荒天中止) |
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【会場】 | 江の島島内各所、龍口寺 ※「影絵の夜」は8月24(土)、25日(日)、31日(土)、9月1日(日)のいずれも18:00〜19:30(江の島シーキャンドルにて) |
【電話】 | 0466-24-2715(江の島灯籠実行委員会) |
岩本楼本館

知る人ぞ知る老舗旅館、岩本楼本館
日帰りで行くイメージのある江の島ですが、実は、江戸時代に将軍や大名たちの宿泊所だったという老舗旅館があります。夕日と夜景、のんびり島時間を満喫し、海から昇る朝日を見るのも泊まりならではの楽しみです。
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国の登録有形文化財になっている岩本楼ローマ風呂。 -
1泊朝食付き12,960円~。
創業150年余、江の島の歴史とともに歩んできた由緒ある老舗旅館です。歴史的価値が認められた「岩本楼ローマ風呂」や神秘的な「弁天洞窟風呂」などの浴場もあり、非日常気分が満載です。
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宿坊としての歴史は約800年。資料館(宿泊客のみ見学可)には北条早雲の書など、代々伝わる品々を展示。 -
江島神社の御祭神、弁財天をお祭りした弁財天洞窟風呂。奥行きは20mも。
- 江の島・鎌倉エリアの情報サイト
- ◎江の島・鎌倉ナビ enokama.jp
- ◎江の島・鎌倉ナビInstagram @enokama
朝の涼しい時間を上手に使って
早朝から活動できるのも泊まりならでは。暑くなる前に、まだ人けの少ない凛とした空気の江島神社を参詣し、パワーをいっぱいチャージして鎌倉方面へ。寺社巡りや、その土地でしか食べられないグルメも鎌倉の醍醐味ですが、陶芸、写経、ガラス工芸などの手作り体験も、旅を一味違った思い出深いものにしてくれます。めいっぱい楽しんで、ステキな夏にしたいですね。

※所要時間は、取材に基づいたもので、目安としてお考えください。
江島神社

清々しい朝の江島神社へ
神社に参拝するなら朝がおすすめです。まだ人けがまばらな境内は、静かで落ち着いた清々しい雰囲気です。
日本三大弁財天として信仰を集め、幸運と財運、縁結びのご利益で人気の江島神社。三姉妹の女神が祭られていてお宮も3つあり、「辺津宮(へつみや)」、「中津宮(なかつみや)」、「奥津宮(おくつみや)」と呼ばれています。
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辺津宮の隣りにある奉安殿(ほうあんでん)。八臂弁財天(はっぴべんざいてん)と、日本三大弁財天のひとつ、裸弁財天の妙音弁財天(みょうおんべんざいてん)を収蔵。(拝観料大人200円、中高生100円、小学生50円、小学生未満無料)8:30〜17:00。 -
今年3月、国指定重要文化財に指定された八臂弁財天御尊像。
「江ノ電」に乗って鎌倉へ


湘南の海岸線や、住宅の軒先を縫うように走るフォトジェニックな姿にファンが多い「江ノ電」。今年の4月に新しくなった江ノ島駅から鎌倉へ向かいます。
ヨーナスガラスビジョン

童心に戻って手作り体験、ヨーナスガラスビジョン
七里ヶ浜にあるヨーナスガラスビジョンで、透明の板ガラスに色ガラスのチップを並べて焼き上げるフュージングガラスを体験。絵を描くような感覚で、お皿やプレート、ペンダントオーナメントなどを製作できます。
スウェーデンに生まれ、鎌倉で育ったガラス作家ヨーナスさんのアトリエ兼ショップ。「フュージングガラス体験」や「吹きガラス体験(9~6月)」などができます。所要時間は約2時間。ヨーナスさんの作品も販売しています。
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フュージングガラス体験2,300円~。 -
吹きガラス体験、花瓶、コップなど4,500円~。 -
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ヨーナスさんの風鈴 4,800円〜。
レストランワタベ

古民家レストランでランチ。レストランワタベ
ランチは、長谷にある築80年の趣ある一軒家を再利用したフレンチレストランで。窓から庭先を走る江ノ電が見える居心地のいい空間でいただけるのは、旬の鎌倉野菜や相模湾の幸をふんだんに使った味わい深いお料理。日々の喧騒を忘れるような隠れ家的な雰囲気も魅力です。
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シェフが20年作り続けるスペシャリティ、和牛ほほ肉の赤ワイン煮込み。 -
肉の厚さと塩加減が絶妙、柔らかくてジューシーな仔牛のカツレツ。 -
カシスを利かせた甘酸っぱいビーツのピューレソースが絶品、真鯛のポワレ。 -
Bランチ2,700円。前菜の盛り合わせ(写真は、カツオとイワシのマリネ、ヒイカ、パテ・ド・カンパーニュ、カキの燻製、コリンキーマリネ、ひらまさのエスカベッジュ)、本日の魚料理か肉料理(写真は、仔牛のカツレツ)、湘南小麦のプティパン、デザート(写真は、キウイのタルト、リンゴのコンポート添え)、コーヒーまたは紅茶。
鎌倉らしい木造家屋を生かした、和風モダンテイストのインテリアがおしゃれなレストラン。お料理はもちろん、デザートまでシェフがこだわって丁寧に仕上げています。
レ・ザンジュ 鎌倉本店

リッチなクッキーをお土産に。レ・ザンジュ 鎌倉本店
旅の締めくくりに買いたいお土産。鎌倉にはいろいろありますが、注目は口に入れるとしっとりホロリとした食感で、バターの風味が豊かに広がるクッキー「鎌倉の小石」。小物入れにできそうなキュートなパッケージは、旅の思い出になりそうです。
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4種類のソフトクッキー(アーモンドクッキー、ガトーバスク、ラムクッキー、ショコラーデン)が詰め合わされた鎌倉の小石 1缶1,728円。
新鮮な果実と良質な素材をふんだんに使い、味わい深いリッチなお菓子を作り続けている洋菓子店。カフェが併設されているので、季節のスイーツとお茶を楽しみながら、お土産を選べます。
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季節限定のパフェ フリュイ ルージュ1,296円。写真はドリンクセット1,728円。
8月19日(月)〜25日(日)かまくら長谷の灯かり

鎌倉大仏殿高徳院をはじめ、長谷・極楽寺エリアの9カ所の寺社、施設がそれぞれの特色を生かし、趣向を凝らしたライトアップを実施します。また、各商店街でも明かりの演出が行われ、エリア全体が幻想的な雰囲気に。
詳細情報
【点灯時間】 | 18:30〜20:30(最終入場20:00) |
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【会場】 | 鎌倉大仏殿高徳院/光則寺/極楽寺/収玄寺/長谷寺/甘縄神明宮/御霊神社/鎌倉文学館/極楽寺駅 |
【電話】 | 0466-24-2715(かまくら長谷灯かり実行委員会) |
- 江の島・鎌倉エリアの情報サイト
- ◎江の島・鎌倉ナビ enokama.jp
- ◎江の島・鎌倉ナビInstagram @enokama
※2019年8月1日現在の情報です。最新の情報をご確認ください。
※各店舗とも臨時休業の場合があります。お出掛けの前にご確認ください。