“おいしい”がそろう小田急沿線のファーマーズマーケット|おでかけ|小田急沿線情報 ODAKYU VOICE home

“おいしい”がそろう小田急沿線のファーマーズマーケット

各地の生産者から食材を直接購入できる「ファーマーズマーケット」。新鮮で質のいい食材が手に入ることに加え、食材を購入することで生産者を応援できることから注目が集まっています。今回は、表参道にある「Farmers Market @UNU」を訪れました。

食の大切さに着目したサステナブルなファーマーズマーケット

野菜や果物をメインに、ジャムや調味料などの加工品、軽食、雑貨など、さまざまな出店ブースがそろう「Farmers Market @UNU」。商品の売買が行われるだけでなく、農家などの生産者、地域住民、料理人など多様な立場の人が集まることで交流が生まれ、新たな発見ができる場所として親しまれています。コンセプトは「LIFE WITH FARM-野良を目指して-」。“身近にある一番の自然は食べ物で、社会を形づくるもの”という考えに基づき、3つのテーマに沿った取り組みを実施しています。1つ目は、食について考える「Food Experience」。利用者のなかには料理人も多いことから、生産者と共に“おいしさとは何か”を追求しています。2つ目は、サステナブルな関係を目指す「Re-think」。利用者から集めた不要なエコバッグや紙袋を貸し出す“ブーメランバッグ”を導入するなど、エシカルな選択が継続して行われています。3つ目は、農家の想いを汲み取る「Hundred Works」。作り手の声に耳を傾け、知恵を学び、「農家」の多様な働き方を広める活動を行っています。おいしい食材に出会えるのはもちろん、食の大切さを感じられる機会が随所にあるのも魅力です。

生産者の想いが詰まった安全でおいしい食材

出店する生産者の構成は大きく分けて「農家」「農家の代理販売」「加工品販売」の3つ。なかでもメインに据えられているのは、農作物を一から育てている「農家」です。丹精込めて育てたものに自身で価値をつけられるのは、農家にとって大きなメリット。また、消費者や料理人と顔を合わせることができるのも、醍醐味の一つなのだそう。「消費者と接する機会が増えたことで、安全でおいしいものを届けたいという思いが強くなった」「周辺飲食店のシェフとの会話をきっかけに、新しい品種の野菜作りにチャレンジしてみた」など、消費者や料理人と生産者の距離が近いことが、お互いにとってさまざまなメリットを生みます。

お店を巡りながらコミュニケーションを楽しむ

生産者とのコミュニケーションもファーマーズマーケットを楽しむポイント。普段あまり見かけない珍しい品種の野菜や果物も多いので、栽培方法や品種の特徴、おすすめの食べ方など、生産者に気になることを聞いてみましょう。生産者との他愛もない会話を楽しみに毎週末訪れる人も多いのだとか。話しかけると気さくに答えてくれる生産者ばかりなので安心です。なかには「あのブースで販売されているものがおすすめだよ」と、耳寄り情報を教えてくれる人も。生産者同士のつながりもあり、アットホームな雰囲気を楽しめます。また、現地に足を運ぶことができない人向けに、抽選でオンラインショッピングサービスを実施しているのも嬉しいポイント。ビデオ会議ツールを使用し、スタッフがマーケット内を案内しながら買い物の手伝いと配送をしてくれます。真心のこもった食材と出会い、生産者の想いを感じる。そんな心あたたまる週末を過ごしてみませんか。

※2021年8月17日現在の情報です。最新の情報をご確認ください。
※各店舗とも臨時休業の場合があります。お出掛けの前にご確認ください。