渋田川

川沿いを彩る
芝桜と河津桜

伊勢原市上谷地区を流れる渋田川沿いの散策路には、毎年、約250ｍに渡り「芝桜」が咲きます。約500㎡ もの面積を誇る壮大な景色は、「かながわのまちなみ100選」にも選定されるほど。1997年に地元の人々により発足された「芝桜愛好会」が中心となって、植樹や日々の手入れをしています。例年では早くて3月下旬から咲き始め、見頃を迎えるのは4月中旬。白色とピンク色の濃淡が混在し、まるで絨毯のように広がります。芝桜が咲く真横を歩けるので、至近距離で観賞できるのも魅力。近くからも遠くからも、さまざまな構図で写真撮影を楽しめます。芝桜とあわせて観賞したいのが、散策路に沿って連なる「河津桜」。頭上に咲く河津桜と足元の芝桜が、上下で美しいコントラストを描きます。また、例年、芝桜の見頃に合わせて「芝桜まつり」も開催。散策路をのんびりと歩きながら、穏やかな川のせせらぎともに、春ならではの景色を満喫してみてはいかがでしょうか。

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相模原麻溝公園

公園内に咲き誇る
約8,000株のクレマチス

「相模原麻溝公園」は「クレマチス」の名所。約230種類、約8,000株の色鮮やかなクレマチスが咲き誇り、その数は日本有数の規模です。公園全体に生育するなかでも、管理事務所前花壇の「相模原のカザグルマ」をはじめとした日本の原種や、クレマチス育種家である故・小沢一薫氏が手がけた小沢花壇の「都築」「踊場」などが見どころ。園内各所で咲く、ベル型が可愛らしいテキセンシス系も人気です。見頃のピークを迎えるのは、5月から7月頃まで。早咲きの品種は4月下旬から、遅咲きの品種は5月上旬から開花し、12月頃まで観賞することができます。白色やピンク色、紫色のクレマチスはどれも少しずつ色合いや咲き方が違い、植え方もさまざま。庭植え、鉢植え、フェンスなど豊かな表情を楽しめます。また、毎年5月には「クレマチスフェア」を開催。花苗販売や園芸相談会などのイベントが行われます。園内には芝生広場や子ども広場、フィールドアスレチックなどもあるので、子ども連れにも人気。広大な敷地内で美しいクレマチスを観賞しながら、ゆったりとした一日を過ごしましょう。

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神奈川県立七沢森林公園

大株で迫力のある
色鮮やかなシャクナゲ

丹沢・大山にほど近い丘陵地帯に位置する「神奈川県立七沢森林公園」は、県内でも有数の敷地面積を誇る都市公園。豊かな自然をそのまま生かした土地に、約2,100株、67品種のシャクナゲが植えられています。園内各所に点在するなかでも「おおやま広場」に隣接した「シャクナゲ園」をはじめ、「森のかけはし」「野外ステージ」「バーベキュー場」が見どころ。例年では4月初旬から早咲きの品種が咲き始め、全体を通して4月中旬から5月上旬に見頃を迎えます。園内のシャクナゲは、どれも背が高く花が大きいのが特徴。年数を積み重ねた立派な株なので、迫力のある佇まいです。色合いも赤やピンクを中心に白や紫が入り混じる華やかなビジュアルであることから、SNS映えを狙う人の姿が多く見られるのだとか。森のかけはし周辺は、石造りの橋とシャクナゲのコラボレーションが人気のフォトスポットです。芝生の上でのピクニックや、バーベキューを楽しみながらシャクナゲを観賞するのもおすすめ。春のあたたかい陽気のなか、美しい花々を堪能したりレジャーを楽しんだり、思い思いの時間を過ごしませんか。

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