駅から気軽にアクセスできる 小田急沿線の美術館4選|おでかけ|小田急沿線情報 ODAKYU VOICE home

駅から気軽にアクセスできる 小田急沿線の美術館4選

夏の名残りと秋の訪れが交差するこの頃。食べ歩きやスポーツも楽しいですが、週末は美術館でアートを楽しんでみませんか? 誰もが知るあの名画から、エネルギッシュな個性派アートまで、さまざまな作品を楽しめる小田急沿線の美術館を4館ご紹介します。

町田市立国際版画美術館

見て、体験して、版画の世界を満喫

町田駅から徒歩15分、「町田市立国際版画美術館」は、芹ヶ谷公園のなかにある美術館です。
まず出迎えてくれるのは、石造りの階段が美しいエントランスホール。その階段をのぼった2階が展示室となっています。約3か月ごとに入れ替わる特集展示と、テーマごとに作品を集めた企画展があり、特集展示のみの観覧は無料。コレクションのほか、版画の技法についての解説パネルなどもあり見ごたえ満点です。休憩がてら無料の特集展示を見に来て、版画の魅力に惹き込まれて企画展示も観る、なんて方も多いのだとか。また、展覧会初日を除く水・土曜日は、会話しながら鑑賞OKの「美術館で語り合おう トークフリーデー」となっています。友人や家族とおしゃべりしながら作品を眺めれば、楽しさがより深まります。
また、館内工房では本格的な「一日版画教室」や作家による公開制作など、イベントも多数開催。公式HPやSNSをぜひチェックしてみてください。
実は、版画を中心としたコレクションを持つ美術館は世界でも稀。普段なかなか触れることがない版画の魅力を、存分に体感できるスポットです。

店舗情報

町田市立国際版画美術館

住所 東京都町田市原町田4-28-1
開館時間 平日 10:00〜17:00
土日祝 10:00〜17:30(入館はいずれも閉館30分前まで)
休館日 月曜(祝日・振替休日にあたる場合はその翌日)、年末年始
電話 042-726-2771
アクセス 町田駅 から徒歩15分
入館料 特集展示は無料(企画展示は展覧会ごとに異なる。中学生以下はいずれも無料)※詳しくは公式HP(https://hanga-museum.jp/ )をご確認ください。

SOMPO美術館

大都市の真ん中でゴッホの《ひまわり》に出会う

「SOMPO美術館」は新宿駅からほど近く、オフィスや商業施設が並ぶ街の中心部にあります。
まず目を引くのは、なめらかな曲線を描いた建物の外観です。もともとはモダンな美人画で知られる画家・東郷青児作品の寄贈を受けて誕生した美術館であり、美術館ビルの曲線美も東郷作品をモチーフにして設計されたものだそうです。現在もコレクションの柱の1つとして東郷青児の作品群が所蔵されています。
そして、この美術館の顔ともいえる作品がゴッホの《ひまわり》。「SOMPO美術館」は、アジアで唯一ゴッホの《ひまわり》を収蔵する美術館です。常設展はありませんが、展示室の最後のスペースに展示されているので、いつでも鑑賞することができます。そしてエントランスでは《ひまわり》の陶板複製画がお出迎え。複製は触ってみることもできるので、再現された絵の具の盛り上がりまで感じ取ることができます。
鑑賞後はミュージアムショップ・カフェに立ち寄るのがおすすめです。展覧会グッズや、《ひまわり》などのコレクション作品をモチーフにしたオリジナルグッズを購入できるほか、コーヒー、紅茶、ソフトドリンクなどを楽しみながら鑑賞の余韻に浸ることができます。

店舗情報

SOMPO美術館

住所 東京都新宿区西新宿1-26-1
開館時間 10:00〜18:00(展覧会によっては金曜のみ20:00まで。入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜(祝日の場合は開館)、展示替え期間、年末年始 ※詳しくは公式HP(https://www.sompo-museum.org/ )をご確認ください。
電話 050-5541-8600
アクセス 新宿駅西口 から徒歩5分
入館料 展覧会期間ごとに異なる(高校生以下は無料)
※詳しくは公式HP(https://www.sompo-museum.org/information/visit/#anc01 )をご確認ください。

川崎市岡本太郎美術館

エネルギッシュな太郎ワールドに夢中

四季折々の自然が楽しめる生田緑地。その敷地内で存在感を放つのが「川崎市岡本太郎美術館」です。大阪万博のシンボル《太陽の塔》など個性的な作品で知られる芸術家・岡本太郎と、その両親である漫画家・岡本一平、小説家・岡本かの子の作品を展示。また企画展では、岡本作品や、縁のある現代作家の作品を鑑賞することができます。
特徴は展示作品の幅の広さ。絵画や版画・彫刻・家具・テキスタイルなど、さまざまな技法で表現された岡本太郎の作品が並びます。大胆な色使いや造形で表現された太郎ワールドに浸れば、その力強いパワーに圧倒されること間違いなし。また、作品だけでなくイベント内容も多彩で、美術館オリジナルのクイズラリーや作品をテーマにした制作ワークショップなど、鑑賞の枠にとらわれない催しを開催。親子で参加できるガイドツアー「はいはい&よちよち美術館ツアー」も人気があります。
作品鑑賞後におなかが空いたら「カフェテリアTARO」で休憩を。オリジナルのブレンドコーヒーやスイーツ・パスタなどの軽食に加え、ビールやワインなどのアルコールも楽しめます。テラスから観られる岡本太郎作品《樹霊Ⅰ》もお見逃しなく。
豊かな自然と岡本作品のエネルギーを浴びて、日々の疲れも吹っ飛ぶ“非日常空間”をすごしてみるのはいかがでしょうか。

店舗情報

川崎市岡本太郎美術館

住所 神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
開館時間 9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜(祝日の場合は開館)、祝日の翌日(土日にあたる場合は開館)、展示替え期間、年末年始、そのほか臨時休館あり ※詳しくは公式HP(https://www.taromuseum.jp/ )をご確認ください。
電話 044-900-9898
アクセス 向ヶ丘遊園駅 から徒歩17分
入館料 展覧会期間ごとに異なる
※詳しくは公式HP(https://www.taromuseum.jp/ )をご確認ください。

サントリー美術館

©︎Keizo Kioku

和モダンな空間で生活に溶け込んだ美に触れる

「サントリー美術館」は、和モダンな空間で主に日本の美術品を紹介している、街なかの美術館。道具や器などを中心に“生活の中の美”に目を向けたコレクションが特徴です。
うれしいのが、美術に詳しくない方でも楽しめる、展示に親しむための催しが充実しているところです。たとえば「鑑賞ガイド」は、エデュケーターが展示の全体像を20分ほどのスライドで解説するイベントで、事前知識なく訪れても、展示の世界観がわかります。また、展覧会を企画した学芸員さんが見どころや面白さを詳しく教えてくれる「展示レクチャー」の開催もあります。
鑑賞後さらに和の雰囲気を満喫したい方は、併設の「shop×cafe」へ。カフェは金沢の「加賀麩不室屋(かがふふむろや)」がプロデュースした、加賀麩を使った軽食や甘味を提供する和カフェです。小皿料理が並ぶ「加賀麩とりどり膳」(2,400円)など人気メニューは多数ありますが、注目は「展覧会限定スイーツ」(価格は企画展により異なる)。各企画展のテーマに合わせ、食材や見た目に工夫をこらしたお麩スイーツは、目でも舌でも、文字通り展覧会を味わい尽くせます。
東京ミッドタウンのなかにあるため、ショッピングやグルメと一緒に美術鑑賞を楽しめるのも魅力。肩肘張らずに日本の美に触れ、ゆったり過ごせる美術館です。

  • ©︎Keizo Kioku
  • 加賀麩とりどり膳
  • ©︎Keizo Kioku

店舗情報

サントリー美術館

住所 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
開館時間 10:00〜18:00(金曜のみ20:00まで。入館はいずれも閉館30分前まで)
※10:00〜11:00は入館方法が限られます。詳しくは公式HP(https://www.suntory.co.jp/sma/map/#early_acceses)をご確認ください。
休館日 火曜、展示替え期間、年末年始
電話 03-3479-8600
アクセス 千代田線 乃木坂駅 から徒歩3分
入館料 展覧会期間ごとに異なる(中学生以下は無料)
※詳しくは公式HP(https://www.suntory.co.jp/sma/)をご確認ください。

※2024年9月10日現在の情報です。最新の情報をご確認ください。
※各店舗とも臨時休業の場合があります。お出掛けの前にご確認ください。