小田急線が日頃から行う 線路の安全対策
線路の安全対策
日々多くの列車の走行を支えている線路。日頃から線路の保守や点検を行い、列車が安全に運行できるよう努めています。

砕石のつき固めを行うことで線路のゆがみを直します。一晩に約700mにわたる砕石をつき固めることができます。
1両約30トンの車両が毎日走行することで、レールには小さなキズや凹凸が、砕石(バラスト)には隙間や浮きが生じます。それによって、列車の乗り心地が悪くなるほか、安全性にも影響を及ぼします。これらを防ぐために、昼間だけでなく、列車の運行が終了した深夜帯に、高性能の大型保守車両による線路の補修や点検を行っています。そこで、今回は線路の保守作業に欠かせない大型保守車両を紹介します。

マルチプルタイタンパーの作業によって、マクラギの上部などに散らばった砕石を回収し整理します。

列車の走行により生じたレール表面の傷や凹凸を、大型グラインダーで削り形状を整えることで、乗り心地や騒音を改善します。

超音波により外観では分からないレールの内部の傷も検査することで、異常を早期に発見します。
今後も小田急では線路の安全と快適な運行のため、さまざまな安全対策に努めてまいります。