小田急の自然災害に備える対策
自然災害に備える対策を進めています
夏から秋にかけては、多くの台風が接近、上陸することで雨や風による甚大な被害をもたらすことがあります。今回は、こうした風雨のほか、地震などの自然災害から鉄道を守るためのシステムをご紹介します。
自然災害への対応
沿線の各所には、地震の震度、雨量、風速、河川の水位などをリアルタイムで監視する「地震・気象情報監視システム」を設置しています。同システムで観測したデータは、列車の運行を管理している運輸司令所に送られます。警戒値を超えた場合は、徐行運転や運転見合わせなどの指令を各列車に出すことで被害を防いでいます。また、同データは、関係各所で共有し、点検や処置などの対応をより迅速かつ正確に行っています。
地震発生時の対応
「地震・気象情報監視システム」に加え、気象庁から配信される「緊急地震速報」を利用した「早期地震警報システム」を導入しています。運輸司令所に設置しているこのシステムは、地震発生時、小田急線への影響を瞬時に判定し、被害が予測される場合にはその旨を乗務員に自動通報します。通報を受けた乗務員が列車を緊急停止させることで、地震による被害の軽減に努めています。
今後も自然災害から鉄道を守るため、さまざまな対策を講じてまいります。