わが子も今年で3歳に 初めての習い事ってどうしてる?|子育て|小田急沿線情報 ODAKYU VOICE home

わが子も今年で3歳に 初めての習い事ってどうしてる?

子どもが3歳くらいになると、習い事について考える方も多いのでは? 水泳、ピアノ、リトミックに体操、英語……数ある習い事の中から、子どもに適したものの選び方や始め方、継続するための心構え、辞めるタイミングなど、心配ごともいろいろと出てきます。今回は、メンタルトレーナーの藤代圭一さんに、習い事で失敗しない3つのコツを聞きました。

1. 子どもの「楽しそうだから」を見逃さないで

習い事を始めるのにいい年齢というのはありません。子どもによって、何かに興味を持ち始めるタイミングはそれぞれ。子どもの「知りたい!」「やりたい!」は日々、変化していきます。子どもは、いま目の前で起きていることをはじめ、世の中にある全てに好奇心を抱き、「知りたい!」という欲求を持ちます。そこから「やりたい!」という気持ちに繋がるきっかけは、「お友達がやっているから」「楽しそうだから」「ご褒美がもらえるから」「怒られたくないから」など、様々です。本気でやりたいと思っているかどうかを見極めるポイントは「楽しそうだから」。この言葉が出たら、習い事について考えてもいいでしょう。最近では無料体験などを開催するスクールが多くあります。子どもが興味を持ったものや、親として取り組んでほしいと感じているものがあるなら、すぐに入会するのではなく、まずは体験を通して子どもの様子を見てみましょう。

2.「好き」という気持ちが長続きの秘訣

習い事がスタートしたら、なるべく長く続けてほしいと思いますよね。子どものやる気にはいくつか種類がありますが、長続きのために最も必要なのが「好き」という気持ち。好きを失ってしまうと、続けることが難しくなってしまいます。そのために大切にしたいことは、親や大人たちが「結果」ばかり評価せず、本人が楽しいと感じられているかどうかです。例えばピアノを習っていたとして、「上手に弾けているね」と褒められれば、最初は嬉しくなりますし、親の期待に応えたいという気持ちが子どもの中に湧きます。けれど、そればかりだと「上手に弾けないと価値がない」と感じてしまいます。「今日のピアノのレッスンは楽しかった?」など、関心を持って聞く姿勢が重要です。もちろん、一緒に通っているほかの子どもと比べることは厳禁です。

3.習い事から「学び」を得ることを大切に

親の気持ちや努力があっても、子どもが「辞めたい」と思うことはあります。「せっかく始めたのにもったいない」と感じるかもしれませんが、子どもがどうしても辞めたいと言うなら、無理に続けるより切り替えたほうがいいでしょう。習い事は、つい技術の習得だけに目を向けてしまいがちです。けれど、子どもは習い事を通じて、技術以外にも集中することや仲間とのコミュニケーション、目標に向かって頑張る力など、人間性を育んでいるはずです。海外では、子どもは年間にたくさんのスポーツを経験します。様々な体験をする中で、体の動かし方を学び、自分がより興味を持てるスポーツを探していきます。日本では「1つのことを長く続けること」が美徳とされ、サッカーをはじめたらサッカー漬けになりがちです。でも、サッカーだけでなく野球もやりたい、飽きたからテニスをやりたいと考えることも、たくさんの種類の体験を得るためには必要です。サッカーだけを続けることで学べることもあれば、サッカーをやめてテニスをはじめたから学べることもあるはず。辞めることは悪いことではなく、そこから「学び」を得てほしいと思います。学びを得るためには、体験した後にどのように関わるかが重要です。全てをスクールに任せるのではなく、子どもがどんなことに喜びを感じているのかを、コミュニケーションを通じて知り、サポートしてあげましょう。

※2020年2月18日現在の情報です。最新の情報をご確認ください。
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