乗客の急病やけがに備えた小田急電鉄の取り組み|コラム‐なるほど!小田急|小田急沿線情報 ODAKYU VOICE home

乗客の急病やけがに備えた小田急電鉄の取り組み

緊急時、駅係員や乗務員に知らせるボタンがあります

ホームや車内には、緊急時に駅係員や乗務員にその旨を知らせるボタンがありますが、目的によって操作するボタンに違いがあります。そこで今月は、ホームと車内に設置しているボタンを紹介します。緊急時はためらわずにご利用ください。

(1)ホームで列車を止めるボタン

ホームから人が転落したり、大きな荷物を落としてしまったりと、列車の運転が危険となる場合に押すのが「非常停止ボタン」です。ボタンを押すと付近の列車の非常ブレーキが自動的にかかる構造となっており、このボタンは全ての駅のホームに複数設置されています。
※列車が接近し過ぎていると止まり切れない場合があります。

(2)ホームで係員に知らせるボタン

ホームで倒れている人や具合の悪い人を見かけたり、お客さまトラブルの発生など、ホーム上で異常を見かけた際には、青色の「駅係員よびだしインターホン」を押してください。ボタンを押すことで駅務室にいる係員と直接インターホン越しに会話ができ、その状況を知らせることができます。この装置も全ての駅に設置が完了しています。

(3)車内で乗務員に知らせるボタン

車内で不審物や不審者を見かけたり、急病人の発生など、緊急事態を乗務員に知らせる際は、全車両の連結部付近や車いすスペース付近に設置している「非常通報装置」のボタンを押してください。また、現在では9割の車両に、乗務員と直接通話ができる「対話式非常通報装置」を備え付けています。

小田急電鉄では、皆さまに安心してご利用いただけるよう、設備の拡充に一層努めてまいります。