自然災害に対する小田急線の取り組み
自然災害による被害を最小限にとどめるために
近年増えている大型台風や線状降水帯による自然災害。小田急では、被害軽減に向けたさまざまな取り組みを行っています。
(1)台風・大雨への対応
列車の運行を管理している運輸司令所では、台風や大雨の際、沿線各地に設置している雨量計、風速計、河川水位計などからリアルタイムで情報が送られてくる「地震・気象情報監視システム」を活用し、徐行運転や運転休止などを判断。さらに同システムの情報を基に危険箇所などに対しては、係員を急行させるなど、列車の安全運行の確保に努めています。
(2)落雷への対応
鉄道にとって落雷による停電は大きなリスクです。そこで、「雷・気象情報提供システム」の発雷確率に基づいて警戒体制をとっています。また、建築物や設備に対し落雷による被害を防ぐため、避雷針を設置しています。なかでも、高架・橋梁区間などの一部では、雷そのものを寄せつけない新しいしくみの避雷針を採用しており、これにより雷を落とさせない「事前予防」を行っています。
自然災害に備えた対策を引き続き講じてまいります。