保安装置で列車の重大事故を防ぐ小田急線
保安装置で列車の重大事故を防いでいます
小田急では、信号機の表示などに合わせ列車の速度を制御する保安装置「D‐ATS‐P※」を導入し安全対策を図っています。
※Digital Automatic Train Stop Patternの略
(1)列車同士の衝突を防止
信号機が「赤」を表示している場合、その信号機の先の区間に列車がいることを表しています。「赤」表示の信号機に向かう列車の速度が、信号機の手前に停止できる速度でないと判断された場合、自動的に列車のブレーキが作動し列車同士の衝突事故を防止しています。
(2)さまざまな安全対策に活用
D‐ATS‐Pは、列車同士の衝突防止以外にも活用されています。曲線(カーブ)や分岐(ポイント)に制限速度を超えて進入させないよう自動的に速度を制御するほか、ホームの「非常停止ボタン」や踏切の「非常ボタン」が操作された場合、付近を走行する列車を自動的に停止させるなど、さまざまな安全対策に活用されています。
今後も小田急では安全対策を推進し一層安全で安心な鉄道を目指してまいります。