No.32 はるひ野|まち紹介|小田急沿線情報 ODAKYU VOICE home

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No.32 はるひ野

万葉のロマンに出会う街、はるひ野。

万葉のロマンに
出会う街、はるひ野。

年々人口が増え発展する新しい街、はるひ野。ここは小田急線の中で最も新しい駅で、太陽光や風力発電を採用するなど自然との共生を図るこの街を象徴するつくりになっています。そんな駅の周辺に、万葉の頃から守り継がれてきた古い道が残っているのをご存じですか。それが「多摩よこやまの道」。古(いにしえ)の人々の思いも息づくこの道をたどってみました。

東国と西国を結んだ古道、「多摩よこやまの道」。

東国と西国を結んだ古道、
「多摩よこやまの道」。

多摩丘陵の尾根筋は、その昔、武蔵野と相模野の両方を眺められる高台であると同時に東国と西国を結ぶ交通の要所でもあり、それを物語る史跡が今も残っています。現在は散策路として整備され、多摩の自然を守り育てる活動も盛んに行われているとか。地元の人はもちろん、多くの人に愛される道になっています。

古の人々の思いが、
今と交差する場所。

また、国防警備のために九州へ送られる防人たちもこの道を利用しました。遠く離れた地に出向き、二度と戻れないかもしれないという思いから、見送る家族を何度も振り返り別れを惜しんだといわれるのが、見返りの峠です。万葉集にも詠まれた家族愛に思いを馳せながら、見渡す緑の美しさ、春の香りに癒やされました。

駅情報

はるひ野駅

はるひ野駅

住所 川崎市麻生区はるひ野5-8-1
URL はるひ野駅のご案内・周辺情報

はるひ野周辺情報

歴史が息づく古道を歩く

多摩よこやまの道

多摩よこやまの道

駅から徒歩20分ほどの丘の上広場を起点に、尾根筋の約10kmが「多摩よこやまの道」と呼ばれます。道の名前は「赤駒を山野に放し捕りかにて 多摩の横山 徒歩ゆか遣らむ」という、防人として旅立つ夫を気遣った妻の歌に由来し、「新日本歩く道紀行100選シリーズ」の「歴史の道」にも認定されています。

詳しくはホームページをご覧ください。
多摩市 www.city.tama.lg.jp
川崎市 www.city.kawasaki.jp

多摩よこやまの道
写真提供:多摩市役所 経済観光課

丘の上広場

石積みの広場の先にまっすぐに尾根道が延び、道全体の案内板も設置されています。

防人見返りの峠(展望広場)

防人見返りの峠(展望広場)

防人として任地に向かう旅人が、何度も振り返ったとされる峠はいま展望広場となり、晴れた日は富士山も一望できます。

瓜生(うりゅう)黒川往還

瓜生(うりゅう)黒川往還

江戸時代から近代まで、付近の「黒川炭」や「禅寺丸柿」などを流通するのに使われていた往還道が交差しています。

古道五差路

古道五差路

古代東海道をはじめ、よこやまの道、鎌倉裏街道などがここで交差すると考えられています。

県境の尾根道

県境の尾根道

よこやまの道は、川崎をはじめとする5つの市を通っており、この尾根がまさに神奈川と東京の境目になっています。

詳細情報

ひと休みに

ダップルバックカフェ

ダップルバックカフェ

ダップルバックカフェ
自家製ワッフル・フルーツミックス780円

おしゃれな椅子やテーブルに囲まれた開放感あふれる店内で食事やティータイムを。広いドッグランも併設され、愛犬と来店できます。

詳細情報

ダップルバックカフェ

アクセス はるひ野駅から徒歩2分
住所 川崎市麻生区はるひ野4-4-11 1階
電話 044-322-8099
営業時間 11:30~20:00(L.O.19:30)/ 木休

※2016年4月1日現在の情報です。最新の情報をご確認ください。
※各店舗とも臨時休業の場合があります。お出掛けの前にご確認ください。

はるひ野周辺のスポット情報